確率を把握する
確率を把握すると、競馬で効率的にお金を賭けることができるようになります。
競馬は、確率によってある程度は来る馬とそうではない馬を分けることができます。これは統計的な数値にも表れていて、基本的にオッズの推移通りに来る馬の確率が上昇します。例えば、単勝オッズが2倍の馬と20倍の馬を比較すると、必ず前者の方が勝ちやすい傾向にあります。
これは、馬券を購入する多くのファンが単勝オッズの馬が勝つ可能性が高いと判断しているからに他なりません。基本的に、競馬に限らずオッズが存在する賭け事では、オッズが低い方が必ず勝てる可能性が高くなります。そのかわりに、配当を大きく得ることができる可能性は小さくなります。この点に関しては、可能性が引く方に賭けるリスクの高さを考慮してのことであるため仕方がありません。
一般的には、1着に来る可能性が高い馬を買い続けることで継続的に勝てる可能性が出て来ますので、こうした傾向を知っておくことはとても大切です。
日本競馬の運営費
JRAは馬券売り上げの15%を運営費として賞金の支払いや設備投資、畜産振興などに使用し、10%は国庫納付金として国に納付しています。
私たちが馬券を的中させた時に手にする配当金は、この25%を控除した後の、ウエイ上げ額の75%をオッズによって配分されていることになります。ウエイ上げ金が少ないと、JRAの運営費が少なくなってしまうことになります。
その結果、賞金が安くなる弊害、出走手当などの金額が安くな
ると馬主や調教師、騎手の収入が減ることになり、そうした職業のなり手が少なくなってしまいます。すると、競馬全体のレベルが下がったり、出走馬が揃えられず開催が難しくなったりして、その結果競馬に魅力がなくなりファンが減るという悪循環が生まれます。馬券を購入するファンがいてこそ競馬は成り立っているのです。